子供たちの未来は大丈夫?? (少子高齢化問題)

みなさん、現在の日本の人口状況をご存じでしょうか?ニュースなどでなんとなく耳にしたことはあると思いますが、僕なりにまとめてみます。

厚生省の発表によれば、2018年度調査で日本人の平均寿命は男性が81.25歳女性が87.32歳となっています。近年の日本では高寿命化が進み、人生100年時代などのフレーズもよく耳にするようになってきました。

この背景としては、医療の発達に伴い日本の三大死因であるガンや心疾患、脳血管疾患などの死亡率の低下が平均寿命を延ばしており、また各世代での健康意識の高まりから、さらに寿命は延びていくと分析されています。

総務省の2019年度調査によると、外国人を含む日本の総人口は1億2616万7千人となっており、2018年から27万6千人減少。日本の人口減少率は統計を開始した1950年以来、減少率が0.22%と最大となっています。

下の人口推移予想グラフを見てもらうとわかりますが、日本の人口は2010年度の1億2806万人をピークに右肩下がりに減少していき、2050年には1億人を下回り高齢化率(65歳以上~)は38.8%。2100年には5千人を下回り、高齢化率は41.1%と推定されています。

日本の総人口が1億人を下回ると終戦後と同等となってしまい、さらに5千人を下回ると明治、大正時代と同等になってしまいます。

ちなみに、僕の息子はもうすぐ2歳になりますが2050年には32歳となっておりバリバリの生産年齢人口の真っただ中!2100年では82歳なのでまだまだ余生を過ごしているころだと思います。

今、日本で起きている少子高齢化、人口減少問題は世界と比較してもだんとつで加速しており、私たちの未来、そして子供たちの未来が危ぶまれています。その頃には自分は生きていないから関係ないという他人ごとでは許されない状況です。

では、このままではどのような問題が起きてしまうのかを2019年総務省調査を参考にし、年齢層別に見ていきたいと思います。

【生産年齢人口】(15~64歳)この年齢層は労働の担い手となり、日本を支えていく中心層です。2019年では7507万2千人となっています。総人口に占める割合は2018年の59.7%から59.5%へ減少し過去最低を更新しています。この年齢層の減少=労働力の減少となり、経済成長のマイナス要因、年金や医療社会保障の財政弱体化へと繋がってしまいます。

【高齢者人口】(65歳~)現政府は高齢化問題に伴い、各企業への雇用延長(70歳まで働ける環境造り)を推進しています。今後、日本の年金制度は崩壊するであろうという意見も多い中で、私たちは死ぬまで働き続けなくてはいけない社会がもうすぐそこまでやってきています。

2019年では、65歳以上の高齢者は3588万5千人。総人口に占める割合は2018年の28.1%を上回り、過去最高の28.4%となっています。高齢者の増加は医療費などの社会保障給付の拡大に繋がり、生産年齢人口への負担は増すばかりとなります。

【出生児数】2019年の出生児数は89万6千人となっており、2018年より4万8千人減少しています。

日本の出生児数は1950年代の第一次ベビーブーム、そして1970年代の第二次ベビーブームを経て、減少傾向が長期的に継続されています。

少子化問題の要因としては、女性の社会進出や晩婚化があげられていますが、経済問題を理由とした未婚者の増加も影響しています。第二次ベビーブームでは110万組の婚姻件数がありましたが、2016年では62万組と半数近くにまで落ち込んでおり、出生率に大きな影響を及ぼしています。

晩婚化が進むと第一子を生む年齢があがるため、第二子の出生が低下してしまい、また子供が欲しくても授かることが出来ない夫婦は年々増加しており、不妊治療の課題も大きくなっています。かくいう僕も、今でこそ奇跡的に子供を授かることができましたが、長い間は不妊治療を続ける日々を過ごしていました。

今後、高齢者人口が増えていく中、少子化は将来的な労働人口の減少に繋がり、さらなる生産性人口の減少に繋がっていき悪循環が続いていきます。

日本政府はこの大きな問題を解決すべく、少子化社会対策基本法を定め、「少子化は日本の社会経済の根幹を揺るがす危機的状況だが解決できる課題」とし、内閣総理大臣をトップとする少子化社会対策会議を中心に社会、政府一体で以下の取り組みを推進している。

  • 子育て支援対策を一層充実
  • 若い年齢での結婚、出産環境の実現
  • 多子世帯への一層の配慮
  • 男女の働き方改革
  • 地域の実情に即した取り組み強化

この取り組みは2016~2020年の5年計画とされており、本年度が締めくくりの年となるため取り組み成果に注目が集まっています。

以上の内容をふまえ、現実問題として僕たちが個人単位でなにが出来るのかを考えたいと思います。

まずはやはり、男性の積極的な子育てへの参加です。

女性の社会進出が進み、女性が子育てを行うという時代はもう終わりました。母親一人に負担をかけるのではなく、男性も積極的に子育てへ参加し、夫婦二人三脚で取り組んでいかなければなりません。

厚生省によると、2016年男性育児休暇取得率は3.16%と少しずつ増加傾向にある中で、2020年には取得率を13%へ向上という目標を掲げています。平成29年には育児・介護休業法が改正され、最長で2歳までの育児休業のが再延長が可能となり、男性が育休を取得しやすい環境へと変化しています。とは言うものの、各企業への浸透、同僚からの理解がえられずに取得困難であることに変わりありません。

そして夫婦で子育てを協力していくほかに、近所の方々に子供の世話を頼めるような信頼関係を築けるコミュニーケーション形成がたいせつです。

僕たちが幼い頃には近所に怖いおじさんがいたりしましたが、その方たちを含めたご近所さんが地域の子供たちを温かく見守ってくれる環境がありました。

しかし近年では格家族の増加により、家族内でのコミュニーケーション不足も発生し、さらには虐待問題などの悪化により子育てに協力しずら環境に変化しています。これからは日頃からの地域とのかかわりあいがとても重要になってきます。

後書き

みなさん、この記事を読んでみていかがだったでしょうか??

この問題は、他国の問題やフィクションでもなんでもありません。僕たちが住んでいる日本で起きている問題です。しかも今後はさらに加速し悪化していきます。

今を生きる僕たちが子供たちの未来のために、まずはこの問題を受け入れることがたいせつです。子育てをしている、していないに関わらず、ひとり一人の考え方次第でさまざまな環境が変えていけます。

ご自身のご家族、ご兄弟、そしてお子様、友人などたいせつな人に置き換えて、この問題を考えてみるきっかけになってもらえれば幸いです。

たとえ今はひとりの小さな一歩でも、それが積み重なることで世界はきっと変えていけます。

未来は無限大  くわき りょう

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『世界の宝=子供=地球の未来』

僕たちは日本という恵まれた国に生まれ、なに不自由なく生活を送ることが出来ています。しかし世界を見渡すときれいな水が飲めない、読み書きが出来ない、夢を抱けない子供たちがたくさんいます。そしてその子供たちを育んでいく環境にもさまざまな問題が隠れています。この問題は世界中のみなさんが真摯に向き合うことで改善されていくことが多くあります。僕のような無力の人間が一人声を上げてもなにも変えられません。僕にみなさんの力をお貸しください。

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